愛媛県宇和島市津島町岩松地区の住民グループが造るどぶろく「なっそ」の新酒醸造をPRするイベント「蔵出しNASSO祭り」が11日、地元商店街であった。市内外から訪れた人々は路上に設置されたこたつで温まりながら、今季の上質な出来栄えを味わった。
 なっそは、2007年に県内初のどぶろく特区に認定された「企業組合いわまつ」がまちおこしの一環で製造。イベントは同年から実行委員会が毎年開催している。
 今回は10周年を記念し、なっそ購入者に「紅白NASSOまんじゅう」をプレゼントしたほか、今年から新たに生産する生甘酒の試飲、販売も行った。
 来場者は歩行者天国となった約70メートルの市道上で、なっその試飲やなっそを使った料理を堪能。ミニコンサートなども楽しんだ。